テトラ 6 in 1に数値化アプリがあるのをご存知ですか?
飼育水に浸けるとpHや亜硝酸値を測定できる、テトラ 6 in 1 試験紙。とても簡便で大まかな値を知るのには大変便利なのですが、試験紙の反応した色だけでは分かりづらくもあります。今回テトラが提供しているアプリを用いることで、6 in 1の反応色で水質を数値化できることを知ったので記事にしました。
テトラのアプリは日本語化されておらず、英語版のみとなります。Android版とiOS版があり以下のサイトからダウンロードできます。 アプリの仕組みとしては、水に浸ける前と後の試験紙の色を写真に撮り、試験紙の色の相対的変化で数値化しているようです。 www.tetra.net
私はiPhoneユーザーなのでここからはiPhone版のスクリーンショットを使って紹介していきます。
Tetra Aquaticsの使い方
アプリを立ち上げるとこのような画面になるので「Water Test」をタッチ。
「Aquarium Wster」をタップ。
使用するのは試験紙なので「Strip Test」をタップ。
試験紙の写真を撮るので、明るい場所(太陽光が差す場所かライトの下)で実施するよう注意書きがあります。「Start」をタップ。
まずは水に浸ける前の試験紙を写真に撮ります。試験紙の反応紙部分と、写真内の対応する部分(反応紙と同じ部分)をタップして色を合わせていきましょう。これが反応前の値「ゼロ」ということになります。
試験紙を水に浸ける際の手順が書かれています。簡単に翻訳しますね。
試験紙を水に浸け、2〜3回水の中で揺らします。余計な水を払い、試験紙に水滴が残らないようにします。
濡らした試験紙は明るい上記と同様に場所に置き、「Next」をタップします。
1分間静置すると、また写真を撮る画面が現れます。
左側の測定項目に対応する反応紙をタップして揃えていきましょう。完了したら「OK」をタップ
測定結果が数値化され表示されます。項目の和訳は以下の通り
- Nitrate(硝酸塩)
- Nitrite(亜硝酸塩)
- Total hardness(総硬度)
- Carbonate hardness(炭酸硬度)
- pH value(pH値)
- Chlorine(塩素)
- Carbon dioxide(CO2濃度)
項目にないCO2濃度も表示されています。これはpHとKHから算出されているようです。 この結果は水換え前に測定したものなので、硝酸塩濃度は少し高めです。
このアプリの良いところは、この結果をアプリ内にセーブできるところです。画面下の「SAVE」をタップすればこの結果を保存できます。結果はメインメニュー画面で右上の「三」のようなマークをタップし「Measurement results(測定結果)」をタップすれば再度確認することもできます。
まとめ
水に浸けた際の色だけではイマイチ判断がつかず、「これってどのくらい高いの?低いの?」と思ったりしましたが、このアプリを使えば数値化することができます。写真を使った定量方法なのでブレはありますしあくまで参考値ですが、測定値を管理するアプリとして使うのも良いと思います。実際私は測定値の管理も兼ねてこのアプリを使っています。 英語アプリなのでとっつきにくいかもしれませんが難しい単語は無いですし、触ってみてはいかがでしょうか。